秋は一年の中でも特に運動を始めやすい季節。
暑さが和らぎ、外に出るのが気持ちよい気候になると体を動かしてみようかな、と自然に意欲もわいてきます。
ですがその心地よさに油断してしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまうことも少なくありません。
せっかく体を動かし始めても、やり方を間違えればケガや体調不良の原因となり長続きしない残念な結果になることも。
まず避けたいのが いきなりハードな運動に挑戦してしまうことです。
夏の間に運動をかなり控えていた方は、気づかないうちに体力や筋力が落ちていることがあります。
それなのに急に走り込んだり 本格的な筋トレを始めると膝や腰などへの負担が大きくなりケガにつながりやすくなります。
久しぶりに体を動かすという時はまず軽めの運動を心がけるようにしましょう。
ウォーキングやストレッチといったシンプルな動きからはじめ、筋肉や関節が運動に慣れてきたタイミングで徐々に負荷を上げていくようにしてみましょう。
そして秋に気をつけたいのが気温差による冷えです。
日中は気温がそれなりにあっても、朝晩になるとぐっと冷え込むのが秋の特徴です。
朝昼晩の気温差だけでなく、これに運動が加わると汗をかいた後に体が一気に冷えてしまうとも考えられます
そうなると風邪や体調不良を引き起こす原因になりかねません。
ですのでこの時期は重ね着で上手に体温調節しながら体を動かすようにしてみましょう。
そして運動後はできるだけ早く乾いた衣服に着替えることも大事です。
そしてこの時期は食欲の秋と言われるだけあって ついつい食べ過ぎてしまいがちです。
運動をした日には安心してつい食事量が増えてしまうことがあります。
ですが運動で消費できるカロリーはさほど多くないので 食べる量が過剰になればあっという間にプラスに転じ体重増加につながる可能性もあります。
ダイエット目的で運動を取り入れているなら、食事のバランスや量を意識的にコントロールすることが欠かせないのです。
このように秋は運動を始めるには理想的な季節ですが 気候や気持ちの変化が思わぬ落とし穴となることもあります。
まずは無理をせず、自分の体と相談しながらステップを踏んでいくようにしましょう。
秋の魅力を味方にしながら無理のない形で体づくりを進めていくことが、健康的なダイエット成功の近道にもなりますよ。